No.4 致死量の言詞

序盤から耐性の無い人には致死量のシモネタ、
「言語能力に明らかな欠損がある」とか「横領の目」といった
専門家っぽい意味深な印象を与える言い回しを多用した
人を選びそうな不条理ギャグを物怖じなく使用している
非常にあばんぎゃるどな、前衛的な作品。


共○結合とかナニを○有して結合するのかとか
深く考えてはいけないのですね?そうですね?


ウィットの効いたジョークを混ぜるのもいいけれど
こういう下らないけど意味深な小型爆弾的セリフを
序盤から浴びせてくるパワー系のつかみというのも
また乙かもしれない

ちなみにこの作品のメインテーマは不条理ギャグではありません。多分
文章量はともかく展開的には非常に短い短編レベルなので
とりあえず読む気が続く程度に流し読むことをお勧めします。
特に最初の分岐、3番目の選択肢を選んだ後くらいから。

作中のキャラのセリフを借りれば
『不快だったらいつでも終わらせてくれて構わない』
とのことですが。


最初は文系人間・理系人間をネタとして印象付けるために
わざとギャグを理系らしい観察文で綴っているのかなとか
ちょっと勘繰って見たけれど、最後の方を見て納得。
確かにこの観察文が最後のほうの雰囲気を引き立ててくれている。
不安を掻き立てるような自動作曲の音楽もまた…
でも詳しく言うとネタバレになるのでそこは見てのお楽しみ


それにしてもシステム凝ってるなー
バックログであの○が見れるなんて